債務整理をすると、借金内容が全てバレるって本当か?
弁護士に嘘を付いてはいけません
債務整理をすると当然ながら相談者である弁護士にはすべて借金内容がバレることになります。
借金相談を受けるときは現在利用中のローン利用明細を弁護士に見せる必要があります。
またローン契約書やカード類も必要になるので、弁護士から持参を求められたものはすべて持っていきましょう。
借金整理をする上で大切なのは嘘をつかないことであり、弁護士にはすべての借金内容を話しておく必要があります。
親族から借りている借金も話しておこう
金融機関からの借入は当然ですし、親族から借りている借金も話しておく必要があるでしょう。
大切なのは現在における収支のバランスにより、どの程度まで返済していけるかです。
またリストラによって仕事を失ったり、予期せぬ怪我で出費が重なったりした場合なども考慮して返済能力を考えていきます。
返済能力を超えた借金があると、いずれ返済ができなくなるでしょう。
【超危険!】ローン返済のために新たにローンを組むような状況
ローン返済のために新たにローンを組むような状況は最も危険で、あっという間に債務が膨れ上がっていきます。
自身の返済能力は自分で判断するしかなく、これは弁護士がシミュレーションすることはできません。
詳しい家計状況を知っているのは自分だけなので、自分が無理なく返済できる金額を決めることが大切です。
ギリギリ返済できる金額だと長続きせず、いずれ行き詰まることになるでしょう。
大切なのは「継続」
借金返済において大切なのは継続であり、安定的に返済していける金額に設定する必要があります。
毎月5万円ならギリギリ返済できるという方なら、3~4万円程度に抑えておくのが得策でしょう。
収支のバランスは常に一定ではなく、月によっては出費が多くなることもあるので想定しておく必要があります。
勤務先にも借金がバレてしまうのか?
債務整理をすると弁護士には借金内容がすべてバレますが、勤務先には基本的にバレることはありません。
連帯保証人や保証人付きのローンを除いて、ローンの返済義務は自分にあります。
つまり勤務先は無関係になりますから、債務整理をしてもバレることはありません。
ただし放置しておくと・・・
注意したいのは借金を放置しておく状況で、長期延滞をすると債権者から勤務先に連絡が行く可能性があります。
給料差し押さえをされると確実にローンの利用がバレるので注意してください。
家族に対しても同じ
これは家族に対しても言えることであり、長期延滞をすると自宅に頻繁に連絡が来たり郵送書類が届いたりします。
借金を放置しておくほど周りにバレる可能性が高くなるので、返済が厳しくなったら早めに法律事務所に行きましょう。
借金内容がバレてしまうケースとは?
借金内容がバレてしまうケースとして意外と多いのは、自分で周りに話してしまうことです。
無意識のうちに話していることもありますし、相手に感づかれてバレることもあります。
頻繁にキャッシングや法律事務所、債務整理などの話を周りにしていれば気づかれるのは不思議ではありません。
自宅や勤務先への連絡に関しては原則として個人名で行われますが、延滞が続くと借金のことだとバレてしまいます。
プライバシーはいつまでも保たれるわけではなく、延滞をしている人に対しては債権者も強気に出てきます。
借入先が多いほどバレる可能性は高くなるので、早めに解決する必要があるわけです。
例えば5件から借入をしている場合、月に返済日が5回もやってくるのでうっかり返済ミスの可能性も高くなります。
よくあるのは全社に返済したと考えていたら、1社だけ忘れていたというケースです。
基本的に債務整理をした事実は周囲には知らされませんが、郵送書類を見られて家族にバレることはあります。
頻繁にそれらしい書類が届くようになれば、家族がこっそり開封してしまうかもしれません。
また家族が自分への郵送物だと勘違いして、開封してしまうケースもありえます。
借金を延滞するほど周囲にバレる可能性があるので、早めに債務整理を始める必要があるわけです。
弁護士からの連絡先は携帯・スマホ番号に!
弁護士からの連絡先は固定電話ではなく携帯・スマホ番号に設定しておくのがおすすめです。
電話に出られないときは折り返し連絡するようにすれば問題ありません。
借金内容をバレないようにするためには、借金に関することを周りに一切話さないことです。
ただし家族と共有した借金に関しては、家族に話しておいたほうが解決はスムーズになります。
キャッシングなどの多目的ローンは個人専用のローンとされていますが、借りたお金を家族全員で使うような状況は多いです。
例えば生活費のために5万円を借りた場合、その恩恵を家族全員が受けることになります。
ローンで生活費をまかなっている状況においては、家族に借金内容を伝えておいたほうがいい場合があります。
そうすることで節約意識を持ってもらい、ローンの返済を早めることができるからです。
ローンは日割りで利息が発生するので、1日でも早期完済したほうが利息を節約できます。
利息という最大の手数料を抑えるためにも、家族全員で話し合って節約をしていきましょう。
現在の家計状況についても話し合って、ムダ遣いをしないことも重要です。
収入の範囲内で生活できるように収支のバランスを調整していく必要があるでしょう。