話をするだけでは解決しないパチンコ等で借金をする人の治し方
夫がパチンコ等の趣味が行き過ぎてしまい、借金にまで手をだしてしまって困っているという主婦の方は結構多いです。
特にそういったパチンコ等のために借金をしてしまった人は、話合いでギャンブルをやめられる段階を既に超えてしまっている可能性があります。
したがってここでは話合い以外の手段で、夫のギャンブルを止めさせたいという人のためにいくつかの方法を紹介します。
パチンコ等のギャンブルで多額の借金をしてしまう人に共通する性格
パチンコ等のギャンブルで使う元手が欲しいために、借金を繰り返してしまう人には、ある程度共通の心理的傾向があります。
その傾向とは基本的に楽観主義者で、自分を特別視しやすいというものです。
例えば100%負けるとわかっているパチンコ台があったとしたら、流石にそういったギャンブル好きの人でもその台には手を出しません。
しかしこの100%という確率が99%だった場合、そういう心理的傾向を持った人達は残りの1%を自分が掴み取ると信じて、お金を浪費してしまうのです。
これがパチンコ等にはまり込んでしまう人に多いパターンだといえます。
こういった人たちはいくら負けが込んで借金をしても、楽観主義と自身への特別視のせいで、何となく買った宝くじで1等が当たって借金ぐらい返せるだろうといった、現実離れした返済計画しか持ち合わせていないことが殆どです。
そしていつしか真っ当に働いて返せるような借金の額を超えてしまい、その妄想が現実になるまでギャンブルを続けてしまうのです。
ギャンブルが癖になりやすいドーパミンという脳内物質について
パチンコ等が癖になっている人がそれらをやめられない理由の一つに、当たった時の快楽が忘れられないというものがあります。
人間の脳というのは何か嬉しいことや楽しいことがあった時に、ドーパミンという物質を放出する働きが存在します。
そしてこのドーパミンは脳内麻薬とも呼ばれており、依存性が高い脳内物質なのです。
それゆえにこのドーパミンの放出を求めて潜在意識が、ギャンブルへの欲求を掻き立ててしまうというわけです。
しかしながら逆にいえばこのドーパミンの放出を他のもので代用することで、ギャンブルへの欲求をある程度抑えられるということでもあります。
幸いドーパミンは映画で感動することや、スポーツを行う等の健全な手段でも得ることができる物質です。
したがってパチンコ等のギャンブルを人に辞めさせたい場合は、こういったドーパミンが放出されるもので、尚且つ趣味になりそうなものをすすめるのがいいでしょう。
その時にその人と一緒にその趣味に取り組んであげると、一人だけではないという安心感を相手が抱くのでより効果が高くなります。
物理的に借金やギャンブルをできなくする方法
借金をするためには、ほぼ確実に身分証が必要になります。
担保や収入証明書類等はなくても借りられる金融機関がありますが、身分証については殆ど避けては通れない書類です。
したがってどうしてもギャンブルを夫等の身近な人に辞めさせたい場合は、免許証や保険証をその人のかわりに管理するという方法が効果的といえます。
そうすれば物理的に借金をする手段がなくなるので、ギャンブルにも手を出すことができなくなります。
ただしこの方法は効果的な分それなりのリスクもあります。
そのリスクとはギャンブルをする元手欲しさに、夫等が犯罪に手を染める可能性があるという点です。
借金をパチンコ等のためにする人は、理性でその衝動を抑えられないぐらいの欲求を抱えている人が殆どといえます。
そのためあまりにも強い抑圧を与えると、借金よりも更に悪い結果を引き起こす可能性もあります。
したがってこういった強引な方法をとる時には、相手にできるだけストレスを与えないように、身分証を預かる必要性を話して、その人の心のケアも行い辛抱強く支えてあげる必要があるのです。
話合い以外で借金やギャンブルを人に辞めさせる方法のまとめ
パチンコ等が原因で借金をしてしまった人は、話合いではギャンブルを止められない状態の場合が殆どです。
そういう人がギャンブルを止められない原因には、ドーパミンという脳内物質が関わっています。
したがってギャンブルが原因の夫等の借金に困っている人は、ドーパミンを放出できる新しい趣味を一緒に見つけて共有しましょう。
また強硬手段として、リスクはありますが身分証をかわりに預かる、という方法もオススメです。